20年程前に廃校になった学校から出た物らしいです。
実際にはもっと古い物と思います。

エンジンからクラッチの作動によるミッションへの動力の伝達、ミッション切り替えの視覚的観察、歯車が変わる事による差動の仕組み、バックギヤに入れる事により動力の反転などを教える教材だったようです。

今の学校ではデジタル化、IT化が進み、こういった機構の勉強は少なくなったように感じますが40年程前は生徒がエンジンを皆でバラシて組み立てたりしてました。
この教材もそういった物だったと思います。

各ギヤ（1.2.3.R）へ入れて手回しハンドルを回転させると3速とも速さが違う事、Rに入れ半回転になる事は作動確認が出来ましたが、クラッチ盤がゴムの様な物を押し当てる簡単な構造で滑る時があります(ゴムの張替えやクリーニングで摩擦力が増せば滑らないとは思いますが模型としてはこのくらいのクオリティかもしれません)。

また、変速の際にギアの入りが軽い時、入り難い時があります。
ハンドルを回しながら入れると入り易かったりしますが、軸に付いてるスライドギヤなどのクリーニングや注油でもう少しスムーズになるかもしれません。
所々スプレーグリースを吹いたら軽くなってきましたが本来は分解してシャフト表面クリーニングするともっと良いと思います。

画像10、6ｍｍネジが本来の物でない様です（先端カットしてあり、ネジが少し斜めに入っています）。
他にもシャフトへのギヤ固定ネジがマイナスとプラスが混在してます。
中にボールとバネと小さなボール受けが入っていますが左右違う物があるので代用品で補ってあるかと思います。

出品にあたり特にクリーニングしません。
ギアの脱脂、洗浄、注油もしませんので現状でご判断よろしくお願いいたします。
ホコリヨゴレなども現状でよろしくお願いいたします。

重量が約8.35ｋｇ
高さ約41ｃｍ、30.5×16ｃｍ。
発送は長野県よりヤマト運輸さんの宅急便100サイズを予定しております。