2024 ぱるきさま専用、マニックブルン(鳥ビーズ)、現代制作の鳥、ナガ計3つ

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15年ほど前にジャワ玉に詳しい日本の方から入手し、東部ジャワで発掘され、700年前後の制作と説明されました。クリアな瑠璃色の胎に、白の「鳥と光りの放射(sunburst)」と白の2つの環がクッキリと施された美玉です。  鳥ビーズは、一般に径10~15㍉の扁平楕円で、本品も約13.5㍉の扁平楕円玉です。 研究書は、貼付ジャワ玉ほど出土しない、有名ですが、数少ないビーズと記します。  本品の胎は、光りにかざすと淡いクリアな瑠璃色が確認でき(画像最後の4枚参照)、「羽を伸ばして立つ鳥」と「太陽の光の放射」)を、白のガラスで胎に薄くのせ描いています。鳥は、くちばしのある方(左向き)で、その下の羽は、後ろで2つに分かれ両羽を示し、地についた足も描かれます。「太陽の光の放射」モチーフ(紋)も8本の細く線で描かれ、交差する2つの環もキリリと残っています  History of Beads付表では、600年前後50年ころの制作とし、また、現地の研究書では、ジャワか東アジアで、「7世紀に至る時期までにのみ」制作と説明しています。  青のクリアな瑠璃色の本品を光りにかざしますと、胎や孔の内側には淡いクリアな青が確認できます。胎の表面は経年の摩耗のためやや白く見られますが、柔らかな布などで拭いていただくと、淡い青の地となります。  胎全体はクリアで淡い青で成形されと言え、低い融解温度のなかで成形された証である、小さな気泡崩れの孔がかなりの数見られます。孔径は類似の鳥ビーズに比較してやや大きめで約5㍉(狭い方で約3.6㍉)で、また、剥離させ易いように芯の太さを相違させ、古い穿孔の様子を示します。芯の周りのガラス溶液を何回も巻いた跡は、胎は巻き製法成形されたと伝えます。  鳥のモチーフは、5~6世紀に制作の、有名な「鳥(アヒル)モザイク貼付玉」(「世界のとんぼ玉」)にも見られ、神秘的なシンボルと見なされました。また、「太陽光の放射」モチーフは、前4世紀から後1世紀ころまで続いた、ベトナム北部のドンソン文化の銅鼓で、上面の中心に描かれてています、銅鼓はジャワまで広く伝播し、「太陽の光の放射」の源モチーフと考えられます。  アジアの古代文明を興味深く語る、キリリしたモチーフの、稀少な古代ジャワ玉の美玉です。 サイズ 高さ 約12㍉ 幅 約14㍉弱 孔径 約5㍉と3.6㍉

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