20世紀装飾美術工芸史のなかで、フランスのアール・ヌーヴォー、 アール・デコの両時代にわたる類い稀な巨匠、ルネ・ラリック（Reé Lalique）。ラリックは香水瓶や蓋物（Boîte）に始まり、ラリックの代名詞ともいえる 花瓶（vase）や彫刻（statue）の数々を世に送り出し、 アールデコの時代精神を体現したカーマスコット（boucho de radiateur）、 そして建築や生活空間と調和した照明（lumiere）や生活雑貨の数々へと、 そのガラス作品のバリエーションを広げていきました。ラリックのクリスタルガラスピントレイ、バスティアの小物置きです。バスティアというのはフランスの地名です。クリアのお皿の中央に、ラリックの特徴であるフロステッドとよばれる艶消し技法を用いた雄々しい羊が装飾されています。ピントレイとは、アクセサリーなどを置くお皿のことです。自宅にて長期保管しておりました。傷等ありません。また専用箱はありません。宜しくお願い致します。